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たましふる大峯~神崎士郎 なっしょのないしょ~

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一年の半分を奈良の世界遺産大峯山頂宿坊で暮らす写真家神崎士郎が綴る日々のあれこれ。見たこと見ないこと……。

今回もたくさんの方々に観て頂き、びっくりするような心通わせる出会いにも恵まれて、幸福な時間が過ぎてゆこうとしています。
一点の写真の前でじっと動かない人、仕事の前に心落ち着かせるためにランチがてら寄って下さった方、奈良の山から見える富士山のシルエットに驚く顔、壁に描いた「大峯漫画」に笑う声、オリジナルガチャポンマシンに興奮する大人たち、初対面なのに不思議な縁を感じた出会い、写真家の方々との心踊る真摯な会話…マスターとスタッフの方たちのお客さんそれぞれの時間を楽しめるようにされた配慮と身も心も喜ぶ美味しいランチに包まれて、かけがえのない時を過ごさせてもらっています。心が動いたら、ちょっと遊びにいらしてみませんか。
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# by tamashifull | 2012-11-03 13:41
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神崎士郎写真空間
OMINE2012
斗藪と参籠
tosou to sanrou
がいよいよ始まります。
会場は、浜野西にあるカフェZのカフェスペースと併設のリニュアールしたばかりのギャラリー。入り口近くでぐるっと見廻すと、カーブした壁面と斜行する縁のラインが美しい。
今回、一昨年に続いて二度めの展示。前回の、修験者と大峯・人間と自然の間にあるもの・つなぐもの、を考えた展示から、山を歩き山に籠ることによって、修験者・人間の肉眼・心象に映るままの光景を見て感じてもらう展示となりました。作品世界に流れる水の時間を体感して下さい。
写真に加えて「大峯漫画」なるものを壁に描いているので楽しんで頂けると幸いです。また27日(土)午後7時からスライド上映の「幻燈夜噺」と奈良名物の茶粥を楽しんで頂くギャラリートークも催します。御参加お待ちしています。
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# by tamashifull | 2012-10-24 18:39
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むこうくんは毎年、夏の終わり頃、登って来る、いつも夜が下りてくる手前の刻限に。落ち着いて見えるのにあわてている、そんな風だ。
出会ったのは岩の上、だったような気がする。その時は彼は山の他の宿坊に泊まっていた。夕焼けの時間に何となく話しかけたのだ…いや、違う。山の老人に紹介されたのだったか…。たそかれ時のように記憶はあいまいだ。来年会ったら、確認してみよう。彼はきっと覚えてくれているから。
彼は大峯奧駈道を何度かに分けて所々歩いていて 、その話から察する限りは、タフで、安定した物の捉え方を備えているように思える。
夜の山中の山小屋で剣法の修行者と出会したり、里で不思議な現象を体感しても、見える世界見えない世界を同等の視点で自然に認識しているようなところがある。安心感を与えてくれるというか。
なんかぼくとは縁があったのか、当時の彼はO県O市のO大に通っていた。現在は農業を営んでいて、地質学を学んだ。それは土壌研究の為というのではなく、地学には天文学が含まれていると思って、その学部を選んだそうな。でも残念ながら宛ははずれてしまったのだ。そういうわけで彼は鉱物には詳しい。
この大峯山系は歴史的に見て鉱物資源が豊富で、金・銀・磁鉄鋼・水銀・水晶等の鉱床が在ったと言われている。たまたまざくろ石の微粒の欠片をぼくが持っていたので、話は石から宮澤賢治へとおよんだ。賢治の言葉には鉱物の名前が時空を越えて至るところに散りばめられているから。そう言えば賢治は「石っこ賢さん」と呼ばれる位、鉱物好きだったのだ。…うん、むこうくんの中にはちょっぴり宮澤賢治が入っているな、と気づいたね。
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# by tamashifull | 2012-09-19 16:39
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ぶぉーーーっ……。
大気の底から空気を持ち上げるように轟き渡る音。
宿坊の窓から覗いてみると、ひとりの山伏が法螺貝を吹きながら坂道をコロコロと下って来る。この辺では見かけない白と青の市松模様の装束姿。東北の羽黒修験では確かあんなチェックの衣着るよなあ…14、5年前に九州でも見たことあるけど…。
間も無く、音が止み、こちら側の石段を上って来る気配。玄関先に顔を出してみる。待つ…あっ、チェックがやって来た。止まった。
「お久し振りですっ」「えっ…!宮崎くんっ…うっわーっ宮崎くん」思わずハグ。
宮崎くんは、16年前、喜蔵院の当番の年、ここの大峯山寺で代僧として2シーズン務めてくれた。海千山千の大先輩たちに囲まれて頑張った。素朴な純粋さで闘っていた、ようにぼくには見えた。
ある時、彼は、休日を終えて山に帰って来る途中、雨に降られた。でも、カッパを持っていなかった。そして、やっと当宿坊の玄関に辿り着き、「神崎さーん!ただいまーっ!」との力いっぱいの声に出てみると、うわっ!!そこには、黒いゴミ袋から両手両足が生えたモノノケ小僧が力んだ笑みで立っていた。
その同じ玄関で再会した宮崎くんは、真っ黒なビニール袋から白青チェックの山伏装束に成長していたんだ。今回、彼は、ふもとの洞川で開催の修験学会に参加するために福岡からやって来た。九州北部には英彦山・求菩提山・宝満山(ひこさん・くぼてさん・ほうまんざん)等の修験の山が在り、対馬(つしま)・国東(くにさき)半島も含めて修験道の源流につながる場所かもしれない。
本山修験宗清龍院住職宮崎くんは、来た時のように法螺貝の音高らかに九州の地に向かって下って行った。山並みの上に海の青が見えた。

さて近付いて参りました『音楽幻燈会』。きょうは内容について簡単に紹介。
前半「アナクロとモクレン」は、ピアノ演奏と朗読とスライド上映のコラボに乗せて、ネコに化けたナガレボシと声無き声で詩を紡ぐ少女モクレンの交感の世界が、森羅万象とつながりながら広がります。
後半は、ピアノ演奏に続いて、ふたりの朗読者のカノンによる「あめつちのうた」。平安時代に生まれた、いろは歌の一語一語からイメージした言葉と写真で織り成す音楽詩を新たな演出でお送りします。
お問合わせ・チケット予約はTEL090‐5695‐7840(神崎)までご連絡下さい。間に合わない方には、当日券も多少用意しております。
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# by tamashifull | 2012-09-14 11:54
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ぶぉーーーっ……。
大気の底から空気を持ち上げるように轟き渡る音。
宿坊の窓から覗いてみると、ひとりの山伏が法螺貝を吹きながら坂道をコロコロと下って来る。この辺では見かけない白と黒の市松模様の装束姿。東北の羽黒修験では確かあんなチェックの衣着るよなあ…14、5年前に九州でも見たことあるけど…。
間も無く、音が止み、こちら側の石段を上って来る気配。玄関先に顔を出してみる。待つ…あっ、チェックがやって来た。止まった。
「お久し振りですっ」「えっ…!宮崎くんっ…うっわーっ宮崎くん」思わずハグ。
宮崎くんは、16年前、喜蔵院の当番の年、ここの大峯山寺で代僧として2シーズン務めてくれた。海千山千の大先輩たちに囲まれて頑張った。素朴な純粋さで闘っていた、ようにぼくには見えた。
ある時、彼は、休日を終えて山に帰って来る途中、雨に降られた。でも、カッパを持っていなかった。そして、やっと当宿坊の玄関に辿り着き、「神崎さーん!ただいまーっ!」との力いっぱいの声に出てみると、うわっ!!そこには、黒いゴミ袋から両手両足が生えたモノノケ小僧が力んだ笑みで立っていた。
その同じ玄関で再会した宮崎くんは、真っ黒なビニール袋から白黒チェックの山伏装束に成長していたんだ。今回、彼は、ふもとの洞川で開催の修験学会に参加するために福岡からやって来た。九州北部には英彦山・求菩提山・宝満山(ひこさん・くぼてさん・ほうまんさん)等の修験の山が在り、対馬(つしま)・国東(くにさき)半島も含めて修験道の源流につながる場所かもしれない。
本山修験宗清龍院住職宮崎くんは、来た時のように法螺貝の音高らかに九州の地に向かって下って行った。山並みの上に海の青が見えた。

さて近付いて参りました『音楽幻燈会』。きょうは内容について簡単に紹介。
前半「アナクロとモクレン」は、ピアノ演奏と朗読とスライド上映のコラボに乗せて、ネコに化けたナガレボシと声無き声で詩を紡ぐ少女モクレンの交感の世界が、森羅万象とつながりながら広がります。
後半は、ピアノ演奏に続いて、ふたりの朗読者のカノンによる「あめつちのうた」。平安時代に生まれた、いろは歌の一語一語からイメージした言葉と写真で織り成す音楽詩を新たな演出でお送りします。
お問合わせ・チケット予約はTEL090‐5695‐7840(神崎)までご連絡下さい。間に合わない方には、当日券も多少用意しております。
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# by tamashifull | 2012-09-13 00:27